雨のお盆でした。
この京都市中京区付近でも強い雨が降り続き事務所の排水にも異変が。
様子がおかしいことに気づき洗面所の点検口から床下を覗くと、桝蓋がカタカタと浮き上がっている・・・・
下水本管が満水となりバックがかかる(逆流)っているよう。
突っ張りをし、吹き上がらないよう処置しましたが、危うく床下浸水となるところまで迫っていました。
多くの方々が被害にあわれ、心よりお見舞い申し上げます。
とりわけ、京北周山の被害は深刻なようです。
去年の6月からこの春先まで、栗尾峠の「京北トンネル」バイパス工事で現場管理をしていましたのでことのほか気に掛かります。
これらの報道のたびに「○○年に一度」といった表現が。
土木構造物でも建築物でも、この「何年かに一度」の雨・風・地震等に耐える。
これが設計の基準になります。
言い換えれば、それ以上の強い力には耐えられず、破綻するということになります。
安全率は加味しているとはいえ、経済性を考えると過剰な物は作れないことに。
京都の町家にしても、保存していくと言うのは容易いな事かもしれません。
ただ、防災面(火災・地震時)では多くの問題を抱えています。
建築基準法・消防法などハードルが一杯。
これらを解決していくのは、行政だけでなく有識者・設計・コンサルティング・施工者そしてユーザーの声も聞きながら、最善の施策を見つけ出さなければなりません。
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磯野孝次 (月曜日, 22 9月 2014 23:46)
今日初めて、見させていただきました。