京町家できること集 Vol.2

美しい自然素材の風合い
美しい自然素材の風合い

今日は珍しく時間刻みでスケジュールが詰まり、慌ただしい一日となりました。

また、新たな方々との出会いが大切に感じた日でもありました。


その中で、京町家のリノベーションで有名な会社の施工に携わっている塗装業者の方に、現場をお願いしていましたので気になっていたことを質問しました。


Q:最近、厚ぼったい黒色の塗装が目立ちますが流行りですか。

A:あれは『ベンガラ塗装』で、黒・こげ茶・朱色もありますよ。

Q:『弁柄』ってくすんだ赤色の事だと思っていました。

A:それは代表的な色ですが、塗料の種類の事です。

Q:僕は、せっかくの木ですから木目が生きる『オイルステン』などが好きなんです が・・・

A:そうですね。木の自然な風合いが出るには、『柿渋』とかがお薦ですけど。

  『弁柄』を外壁などに塗ると剥がれてくる場合があるし…


それからしばらく京町家風?リノベーション物件の話題に。


厚ぼったい塗装は傷などの「ぼろ隠し」と思っていた私には、発注者の好みと言う単純な答えが判明しました。


専門業者の職人さんの言うように、木は木らしく、そして長持ちする仕上げが必要だと思います。