事業としてのゲストハウス運営

少々堅苦しいタイトルを付けました。

個人で不動産業を営む私は、多くの物件を取り扱うこともなく、気に入った物件をこのWeb上にアップしています。

新築住宅にあまり面白みを感じず、日々取り壊され減少していく京町家や『京都らしさ』を表す地域・建物が活用されればとの思いでご紹介しているのですが。

これらの物件への問い合わせ・内覧希望が8~9月と多く戴き、多数の方をご案内いたしました。
利用目的は100%収益物件としての活用。
賃貸・シェアハウス、最も多い『ゲストハウス』。

ご案内して感じるのは、夢・希望される『ゲストハウス運営』に、どれほどご自身が実現に向け取り組んでおられるか、その思いが曖昧な方が多い事です。

先日ご契約いただいた方は、京都以外にお住まいでありながら、既存のゲストハウスの情報を詳細にご存じで、ご自身のビジョンもしっかりとお持ちでした。
それでありながら、私達、不動産・リフォーム・管理の業者にイメージを伝え専門分野の意見を率直に受け入れ、具体化しておられるようでした。

そして、日曜日にご案内した国外にお住まいの方は、これから取り組まれる中で多くの疑問点を質問され、私の説明を真剣に聞いていただき、事業計画をより現実的に進められるようです。


実際には、上記の真剣に取り組んでおられる方は稀で、多数の方は思い入れが先行しておられるのか、不動産としての利点・活用方法をご説明しても、自身の印象だけでその物件の是非を論じておられました。

今現在、流行であり賃貸に比べ収益率が高いゲストハウスは副業としても検討されている方は数知れません。
ただ、事業である限りはその運営について研究し専門分野に依頼しなければ業として実現することは難しく、夢のままとなるのではないでしょうか。


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コメント: 1
  • #1

    良い子 (日曜日, 22 11月 2015 20:21)

    今迄に多くのゲストハウスに泊まり、建物の汚さに 二度と泊まりたく無い思いをしました。
    町家=古く汚ない・・・のイメージだけが残ってます。

    又、儲ければ良い・・・安かろう悪かろうでは 京都が泣いてます。

    京都の奥ゆかしさ、先人の知恵、文化を紹介できるゲストハウスは有るのでしょうか?

    多くの方々が開業を目指すゲストハウスですが 揺らぐことの無いコンセプトでもって 経営してほしいものです。

    但し、その能力が有ればですが・・・

    京都の方々は 京都を知らないようで 残念です。

    ましてや 京都以外の方々は 尚更です。