物件情報の公開の必要性

先日、『御所西』で物件が無いか?とのお問い合わせを頂きました。

京都だけにとどまらず、日本の象徴的な場所である”京都御苑”。


その周辺は、『御所南』の最も人気のエリアが。

そして、『御所西』と呼ばれる地域も需要が高い地域です。


京都府庁をはじめ、職住一体の店舗兼住宅があり、街路も比較的広くスッキリした街並みを形成しています。


この2日ほど周辺踏査で出かけた際、以販売されていた物件のその後を見る為、府庁の北西へ。


角地にあった町家は、一目見て傾きが顕著で今年の初めに解体され、コインパーキングに姿を変えていました。


その通りの少し南にあった物件は、細長く中程でくびれた様な地形をした元町家であったであろう古家でした。

現地確認すると、売れないままに解体され更地となっていました。


そして、少し東にあった南向きの未改修京町家。

手ごろな価格と町家の間取りが貴重で、仲介活動をしていた物件です。

テラスハウスであったため、飲食店を計画された方は見合わされました。


手入れは必要でしたが利用価値があると思っていたのですが・・・


この物件も、取り壊され、更地となっていたのです。

相応の広さの敷地が有る為、価格も5,000万円前後となりますが、探している方はいらっしゃると。


所謂(両直)と呼ばれる手数料を得るため、公開を制限し、今や【財産】ともいえる京町家を失うことに歯止めを掛ける手立ては無いのでしょうか。