町家の流通 そして、取り巻く環境

何度か話題にしてきた『町家』の活用方法。

 

ゲストハウス=簡易宿所の需要は日増しに高まるばかりです。

 

そのマーケットのニーズと共に、不動産業界は2極化しているような。

 

(ゲストハウス向き!)と名を打ち、収益物件オーナーに対しアピールする業者。

対して、『簡易宿所の営業許可取得』がデリケートな対応を必要とするため、(ゲストハウスを求めている方には斡旋しない)とする者。

まだまだ増えるであろう需要が影響して、物件価格は上昇傾向に。

特に人気の東山区・市内中心部はとんでもない値段の物件が現れ、皆さまにお薦めできかねる状況になっています。

先日も、良くオープンハウスに寄せて頂く、京都市内を中心に町家のリノベーションの第一人者である某業者の社長とお会いし、しばし現状についてお話しを。

 

毎日のように取り壊され、その数を減らす一方の『京町家の保全』について積極的に取組まれ、京都市の行政にも働きかけておられます。

 

(個人の財産に制限を掛ける事は難しい・・・。斡旋する不動産業者がもっと保全に対して考えて欲しいのだけれど・・・)


小規模な物は商品化され、大型町屋は解体されマンションに。
町家が流通しない原因が、ここにあります。